キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
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前回のブログでヤマハにもHigh-Gキー仕様の新機種が追加されたことをお知らせしました。
ソプラノサックスの場合、これでセルマー、ヤマハ、ヤナギサワの3大手メーカーにHigh-Gキー仕様が存在することになりました。
High-F#仕様のソプラノより半音音域が広がることになります。
増える分には悪くないですよね。
High-Gキーがないと不便という人も確かにいらっしゃいます。
私の師匠もHigh-Gキーはよく使うよ、とおっしゃってました。
ここでひねくれ者のキンケードは、多少ひっかかるのです。
①本当にHigh-Gキーは必要か。
②High-Gキーによるデメリットはないのか。
についてであります。
①High-Gキーは音楽大学やクラシック専攻の人に好まれているように思います。
なんでだろう・・・。
私はこう推測いたしたました。
そもそもサックスという楽器自体が比較的新しく発明されたものですよね。
ですからオーケストラの一員としてサックスが組み込まれたクラシック曲がかなり少ないようです。
クラシック全盛期には全く登場せず、その頃ソプラノサックス領域の管楽器といえばクラリネットとオーボエでしょうか・・。
そこで次のグラフをご覧下さい。
上から4カラム目「様々な楽器のチューニング」
特によく比較されるオーボエはソプラノサックスより2,3音高い音が出せるようです。
このときソプラノサックス君は2つの劣等感を抱いていたのではないでしょうか。
まず一つめはクラシック晩年に開発された楽器故に、オーケストラ譜が圧倒的に少ないこと。
新参者ゆえ名曲と呼ばれるクラシックに使われていない・・・・「僕さびしいの」とソプラノサックス君がぼやいたとしても決して彼を責めることはできません(笑)。
となると編成上オーボエのパートをソプラノで代替えして演奏してみたらいいじゃんと考えるのはごく自然な流れです。
そこで2つ目の劣等感、オーボエより2,3音低い音までしか出ないハンディに気づく・・・・ソプラノ君、ここまで来るとチョイ涙目であります(笑)。
オーボエの楽譜を吹こうにも出ない音があ~る、どうしよう、どうしよう、おっパッキャマラード、パッキャマラード、パオパオパン(汗)。
よってソプラノ君をできるだけオーボエに近づける試みとしてHigh-Gキーが必要になってきたと考えられるのです。
そうすればオーボエの代わりにソプラノで吹ける楽曲が増えますもんね。
ここで一転、クラシックを離れて現代曲やジャズの分野を見てみると、ソプラノサックスの身の丈に合わせて作られた曲ばかりなので、劣等感に苛まれることはありません。
この辺りの推論は所詮キンケードの浅慮のなせる結果であり、訂正・追加のご意見もあろうかとは思います。
でも面倒くさいので、このまま浅慮を展開してまいりますがよろしいでしょうか(汗)。
結論として
クラシックを中心に吹きたい人はHigh-Gキー仕様のソプラノを使ってください。
High-Gキーを使わなければいけない曲をパスしたい方はHigh-F#仕様のソプラノでOKとなります。
私は後者派ですので、続いて②High-Gキーによるデメリットはないのか、に話を進めていきます。
High-F#からHigh-Gキー このたった半音のために必要な部品は想像以上に多いのです。
部品数で30点、重さで100gは増えていると思います。
う~ん、これはデメリット以外の何者でもありません。
なにより重くなるし、管の振動面でも多少マイナスかと思います。
たった半音のために、それも滅多に使わない音のためにこのデメリットはイヤだぜ・・・と思う人もいるはずです。
スペアタイヤを常時2個装備している乗用車なんて乗りたかねー、という声もあろうかと思います。
てなわけで私はHigh-Gキー仕様のソプラノには今のところ興味がありません。
High-GキーはおろかHigh-F#キーも使ってないから要らねーと暴言を吐きたいくらいです(殴)。
ただ今後はどう気持ちが変化していくか全く不明です。
来年の今頃、やっぱりHigh-Gキーは最高!などとほざいているかもしれません(汗)。
そんなときは所詮キンケードの戯れ言だったなとバカにして一向に構いませんので・・・。
朝令暮改のキンケードを今後ともよろしく(笑)。
ソプラノサックスの場合、これでセルマー、ヤマハ、ヤナギサワの3大手メーカーにHigh-Gキー仕様が存在することになりました。
High-F#仕様のソプラノより半音音域が広がることになります。
増える分には悪くないですよね。
High-Gキーがないと不便という人も確かにいらっしゃいます。
私の師匠もHigh-Gキーはよく使うよ、とおっしゃってました。
ここでひねくれ者のキンケードは、多少ひっかかるのです。
①本当にHigh-Gキーは必要か。
②High-Gキーによるデメリットはないのか。
についてであります。
①High-Gキーは音楽大学やクラシック専攻の人に好まれているように思います。
なんでだろう・・・。
私はこう推測いたしたました。
そもそもサックスという楽器自体が比較的新しく発明されたものですよね。
ですからオーケストラの一員としてサックスが組み込まれたクラシック曲がかなり少ないようです。
クラシック全盛期には全く登場せず、その頃ソプラノサックス領域の管楽器といえばクラリネットとオーボエでしょうか・・。
そこで次のグラフをご覧下さい。
上から4カラム目「様々な楽器のチューニング」
特によく比較されるオーボエはソプラノサックスより2,3音高い音が出せるようです。
このときソプラノサックス君は2つの劣等感を抱いていたのではないでしょうか。
まず一つめはクラシック晩年に開発された楽器故に、オーケストラ譜が圧倒的に少ないこと。
新参者ゆえ名曲と呼ばれるクラシックに使われていない・・・・「僕さびしいの」とソプラノサックス君がぼやいたとしても決して彼を責めることはできません(笑)。
となると編成上オーボエのパートをソプラノで代替えして演奏してみたらいいじゃんと考えるのはごく自然な流れです。
そこで2つ目の劣等感、オーボエより2,3音低い音までしか出ないハンディに気づく・・・・ソプラノ君、ここまで来るとチョイ涙目であります(笑)。
オーボエの楽譜を吹こうにも出ない音があ~る、どうしよう、どうしよう、おっパッキャマラード、パッキャマラード、パオパオパン(汗)。
よってソプラノ君をできるだけオーボエに近づける試みとしてHigh-Gキーが必要になってきたと考えられるのです。
そうすればオーボエの代わりにソプラノで吹ける楽曲が増えますもんね。
ここで一転、クラシックを離れて現代曲やジャズの分野を見てみると、ソプラノサックスの身の丈に合わせて作られた曲ばかりなので、劣等感に苛まれることはありません。
この辺りの推論は所詮キンケードの浅慮のなせる結果であり、訂正・追加のご意見もあろうかとは思います。
でも面倒くさいので、このまま浅慮を展開してまいりますがよろしいでしょうか(汗)。
結論として
クラシックを中心に吹きたい人はHigh-Gキー仕様のソプラノを使ってください。
High-Gキーを使わなければいけない曲をパスしたい方はHigh-F#仕様のソプラノでOKとなります。
私は後者派ですので、続いて②High-Gキーによるデメリットはないのか、に話を進めていきます。
High-F#からHigh-Gキー このたった半音のために必要な部品は想像以上に多いのです。
部品数で30点、重さで100gは増えていると思います。
う~ん、これはデメリット以外の何者でもありません。
なにより重くなるし、管の振動面でも多少マイナスかと思います。
たった半音のために、それも滅多に使わない音のためにこのデメリットはイヤだぜ・・・と思う人もいるはずです。
スペアタイヤを常時2個装備している乗用車なんて乗りたかねー、という声もあろうかと思います。
てなわけで私はHigh-Gキー仕様のソプラノには今のところ興味がありません。
High-GキーはおろかHigh-F#キーも使ってないから要らねーと暴言を吐きたいくらいです(殴)。
ただ今後はどう気持ちが変化していくか全く不明です。
来年の今頃、やっぱりHigh-Gキーは最高!などとほざいているかもしれません(汗)。
そんなときは所詮キンケードの戯れ言だったなとバカにして一向に構いませんので・・・。
朝令暮改のキンケードを今後ともよろしく(笑)。
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» うん、賛成
ソプラノで重要なのは軽さだ~
と。何せ右親指の痛みは演奏が苦痛になってきますので、私にとっては非常に重要です。
久しぶりにセルマーのセリエⅢを吹いたら重いっ!
High-Gまでついているので、確かに音域は広がっていますが、私がやりたい曲では今のところhigh-F#すら使いません。ケニーの代表曲を何曲か練習していますが、High-Fまでしか使いませんし…(古いマーク6の場合、フラジオF#等で使用する一番上のFキーすらありません)
どうしてもの時はフラジオにて、もう1オクターブ上まで出せるようですが、私の腕ではソプラノはG#がやっとでして、しかも運指が難しい事もあり全く実用的ではありません…
まあ、楽器よりも腕を磨く方が先決と自戒しています、相変わらず朝三暮四の雨月です(笑)
と。何せ右親指の痛みは演奏が苦痛になってきますので、私にとっては非常に重要です。
久しぶりにセルマーのセリエⅢを吹いたら重いっ!
High-Gまでついているので、確かに音域は広がっていますが、私がやりたい曲では今のところhigh-F#すら使いません。ケニーの代表曲を何曲か練習していますが、High-Fまでしか使いませんし…(古いマーク6の場合、フラジオF#等で使用する一番上のFキーすらありません)
どうしてもの時はフラジオにて、もう1オクターブ上まで出せるようですが、私の腕ではソプラノはG#がやっとでして、しかも運指が難しい事もあり全く実用的ではありません…
まあ、楽器よりも腕を磨く方が先決と自戒しています、相変わらず朝三暮四の雨月です(笑)
» ですよね
おお雨月さん、仲間仲間(笑)。
Mark6の潔さを見よ、てな気持ちになりますね。
現在High-Eまでしか曲として使えない音の私です(汗)。
百発百中High-Fがキレイに発音できるようになれば、それで十分なような気がします。
ネック継ぎのない直管の方がすっきりしてて好きなんですが、音色はデタッチャブルの方がアンサンブル向きだなとは感じてます。
まあ両方持っていても悪くはないですけどね(笑)。
Mark6の潔さを見よ、てな気持ちになりますね。
現在High-Eまでしか曲として使えない音の私です(汗)。
百発百中High-Fがキレイに発音できるようになれば、それで十分なような気がします。
ネック継ぎのない直管の方がすっきりしてて好きなんですが、音色はデタッチャブルの方がアンサンブル向きだなとは感じてます。
まあ両方持っていても悪くはないですけどね(笑)。
» チューニング表
こんにちは~。
ソプラノの話題ではないんですが、その各楽器のチューニング表を見て思ったのですが、アルトサックスとクラリネットって下の音域がほぼ同じなんですね!、、、というか、同じ指使いで同じ音が出る!(笑)、、というのが、おもしろかった。
それをわざわざ「ソ」のGメジャースケールからの指でスタートして「Cメジャー」にしているのが興味深くて、、。(B♭管についてですが、。)
つまりアルトサックスを練習しているとクラリネットでも同じように指が覚えられそう、、、って、そういう簡単な運指じゃないのはご存知ですが、、。(爆)
でもおもしろいですね。
ソプラノのGキーについては、直管を吹いたことがないので、重さの想像が付かないのでよくわからないです。でも私は個人的に、Gは出たほうが気持ちが楽です。(アルトでフラジオを練習しているせいかも?笑)
、、、って、なんで991のカーブドは付いていないんでしょ?
991のストレート管は付いているのに、、。(笑)
ソプラノの話題ではないんですが、その各楽器のチューニング表を見て思ったのですが、アルトサックスとクラリネットって下の音域がほぼ同じなんですね!、、、というか、同じ指使いで同じ音が出る!(笑)、、というのが、おもしろかった。
それをわざわざ「ソ」のGメジャースケールからの指でスタートして「Cメジャー」にしているのが興味深くて、、。(B♭管についてですが、。)
つまりアルトサックスを練習しているとクラリネットでも同じように指が覚えられそう、、、って、そういう簡単な運指じゃないのはご存知ですが、、。(爆)
でもおもしろいですね。
ソプラノのGキーについては、直管を吹いたことがないので、重さの想像が付かないのでよくわからないです。でも私は個人的に、Gは出たほうが気持ちが楽です。(アルトでフラジオを練習しているせいかも?笑)
、、、って、なんで991のカーブドは付いていないんでしょ?
991のストレート管は付いているのに、、。(笑)
» なんでだろ
>なんで991のカーブドは付いていないんでしょ?
991のストレート管は付いているのに・・
↑ スルドイ! 気がつきませんでした。
カーブドはデタッチャブルですよね、ならば同じ機構が付けられると思うんですが・・。
ちょっと調べてみます。
991のストレート管は付いているのに・・
↑ スルドイ! 気がつきませんでした。
カーブドはデタッチャブルですよね、ならば同じ機構が付けられると思うんですが・・。
ちょっと調べてみます。
» HighーB
ソプラノは音程や高音が難しいですよね・・・・
私にはOboeと同じくらい音程取れない楽器かも・・
なのにHigh-Gですか!!すごいなあ~!!
先日の譜面にHigh-Bが出てきてびっくりしました。師匠には音大生なら出せるよ!と言われ、一応
運指を教えていただき、テナーとアルトではGまでは出ましたがその先は・・・無理でした・・・。
ソプラノではやってませんが音にすらならないでしょうね・・・師匠曰く、今頃の譜面には平気で、書かれているよ~と・・・。4オクターヴのBがある譜面でしたが3オクターヴでとどめ演奏しました・・
(Tpの中坊には「出しましょうよ~」と言われ、だったらお前出してみろ!と、マジ切れしました)
Clは音域広いですね・・・・。私、下のAからは普段使わないので殆ど読めません(悲)
そのあたりが、アルトと同じ音域なんでしょうね?
あまり考えて合奏したことなかったです。
私は、運指にある音を出すのが精一杯です(汗)
それより音色に時間をかけたいですね!
私にはOboeと同じくらい音程取れない楽器かも・・
なのにHigh-Gですか!!すごいなあ~!!
先日の譜面にHigh-Bが出てきてびっくりしました。師匠には音大生なら出せるよ!と言われ、一応
運指を教えていただき、テナーとアルトではGまでは出ましたがその先は・・・無理でした・・・。
ソプラノではやってませんが音にすらならないでしょうね・・・師匠曰く、今頃の譜面には平気で、書かれているよ~と・・・。4オクターヴのBがある譜面でしたが3オクターヴでとどめ演奏しました・・
(Tpの中坊には「出しましょうよ~」と言われ、だったらお前出してみろ!と、マジ切れしました)
Clは音域広いですね・・・・。私、下のAからは普段使わないので殆ど読めません(悲)
そのあたりが、アルトと同じ音域なんでしょうね?
あまり考えて合奏したことなかったです。
私は、運指にある音を出すのが精一杯です(汗)
それより音色に時間をかけたいですね!
» 一発芸
3オクターブ目のHigh-B の音ですか、すごっ。
ちょっと目がくらみますね。
>それより音色に時間をかけたいですね!
↑ そうそう、それですよ。
フラジオで高い音が出せるといっても一発芸みたいだと曲中で使えませんもんね。
それより常時使う音域をしっかり練習する方が正しい、正しかろう、正しいはずだ(汗)。
ちょっと目がくらみますね。
>それより音色に時間をかけたいですね!
↑ そうそう、それですよ。
フラジオで高い音が出せるといっても一発芸みたいだと曲中で使えませんもんね。
それより常時使う音域をしっかり練習する方が正しい、正しかろう、正しいはずだ(汗)。
» 無題
ソプラノは高音ミとかファとか、当たりもしませんでしたー。わはは(涙)
ソプラノって高音出しにくいーー!
だからそういうキーが付いたのかな?
アルトやテナーだったら、ソプラノよりフラジオ出しやすい(と思うし)・・実際、アンサンブルや吹奏楽のソロなどでは楽譜にフラジオ音域があったりすると言う噂・・おそろしい。。
ソプラノって高音出しにくいーー!
だからそういうキーが付いたのかな?
アルトやテナーだったら、ソプラノよりフラジオ出しやすい(と思うし)・・実際、アンサンブルや吹奏楽のソロなどでは楽譜にフラジオ音域があったりすると言う噂・・おそろしい。。