キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
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ソニーMD555のCDチェンジャーが故障した話は以前いたしました。
分解してみて、あわよくば修理できるか・・・先日挑戦してみました。
シャーシーとフロント・パネルの構造は、タワー型パソコンとそう変わりません。
基盤を見てみると、アナログ回路はごく一部で、デジタル回路の方が多いように感じます。
10年前の代物なので、ミニコンポといえども、現在主流のもの比べるとだいぶ大きいでしょう。
黒く写っているいるトレイがCDチェンジャー部です。
簡単に外れるかと思っていたら、とんでもない・・・1.5時間格闘してもCDチェンジャーだけ外すことができませんでした。
誤解を恐れず申し上げれば、この製品は「容易に分解して修理できるような設計ではない」と言えます。
もう「壊れたら買い換えましょう」という設計方針で、できあがっています。
板金(シャーシー)と電気回路部品とメカ部分、フロントパネルが複雑に入れ子になって組み立てられていて、一度分解したら元の状態に復元するのは至難の業なのです。
前面パネルがすんなりと外れているように見えますが、実はドライバーを突っ込んでぶち壊してます。
あまりの複雑さに、キレイに分解することを諦め、業を煮やしてエンジニアから解体屋にジョブチェンジしたのです・・・(^^ゞ
チェンジャー部のトレイから、無事ケニーのCD3枚を回収いたしまして、MD555と永遠のお別れとなりました。
もう十分使ったから惜しくはありません・・・ちょっと強がってみました(笑)。
こうやって故障がおき、じっくり調べてみると、製造メーカーの思想・実力が見えてきます。
以前 HIT○CHI のビデオ・デッキがショボイ壊れ方をして、一度でこのメーカーがキライになり、このメーカーの家電製品は買わないことにしました。
ソニーは好きなメーカーだったんですけど、残念です。
あまり音質にうるさい方ではないので、次は壊れにくい機種にいたしましょう。
楽器メーカーに置き換えてみても、こういうちょっとした不具合が好き嫌いに発展していくのでしょう。
サックスの場合などは、キーの作りや仕上げに多少難があっても、音質や吹奏感で好感を持つことがありますから、やや家電製品とは性質が違うようにも思えますが・・・。
サックスはセルマーと一途な人もいらっしゃいますし、私のようなメカ・フェチ人間はヤナギサワのカチッとした作りに惚れてしまいますし、ビンテージの魅力に取り憑かれている方もいらっしゃいます。
安いサックスを分解してみたくなりました。
自分で調整できるのも悪くはないでしょうけど、サックスを今回のようにキレてぶち壊したりしないか、少し心配が残ります(笑)。
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