キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
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先生から何度も繰り返し注意されるポイントがあります(以後、繰注Pと略す)。
そのときは「はい、わかりました」と返答してますが、実はわかってないことが多いです・・・返事だけは調子のいい人、他にいませんか(笑)。
なぜならしばらくしてほとぼりが冷めたころ、性懲りもなくそのミスを繰り返すからです。
ですがある時、その繰注Pがヤケに心にとどまってチロチロと燃え続けることがあります。
その繰注Pをやっと受け入れることのできるレベルになったのかも知れません。
今、私の頭に留まって反響している繰注Pとは・・・「運指の早さより音色」です。
たとえばですよ、エチュードをしこたま練習してレッスンに臨み、いざ先生に聴いてもらう場面を想像してみてください。
私は合格に到達しないまでも練習した証として「運指の早さ」を中心に吹いていました。
どうだ先生、ここまで指が動くようになったぜ、なかなかやるだろう・・・てなもんでしょうか。
ですがここが私のバカさ加減と申しますか、勘違いだったのです。
先生が望む私の上達とは、運指ではなく「音色と音楽性」だったと気がつきました。
ようやくであります・・・・遅すぎるよキンケ!
大器は晩成す、を下手くそに改竄して小器は晩解する・・・・「小器晩解」 新四文字熟語完成(笑)。
これまでの練習方法はといえば、ひたすら指が動くようになるまで限界速度で練習し、そのあとおもむろに強弱や音色やアーティキュレーションを色づけするやりかた。
つまり指が慣れるまでは曲としての聞かせどころなどまるで無視、「こちとら急いでるんだ、用件は後にしてくれ」状態でした。
「指が早く動く方が上手い」・・・この間違った価値基準に自縄自縛。
前回のレッスンでラクールの24番(全音スタッカート)をひととおり吹いたあと、先生が指示したことと言えば・・・・「ちょっとCスケールを吹いてみてください」
うん、なんじゃ??
疑問符が貼りついたままCスケールを慎重に吹いてみる私・・・音色に気遣いながら。
「いいですね、ではその吹き方でもう一度24番の出だしを吹いてみてください」
にゃるほど・・・そうか、私が悪かったよ先生、音がバリバリしてたね、さっきは。
次のラクール25番もそうでした。
このエチュードはやたら早いから.・・・一拍132のテンポ、8分♪換算396です。
無理は承知でできる限り早く吹いたりしたんですね(それでもかなり遅いですが)。
案の定、転びまくり。
先生は初見でも吹けるくらいゆっくりなテンポに落として、一音一音しっかりと吹くようにと指示。
そしてそのとき、音色とともに曲として仕上げる歌心を第一優先とせよ。
これがポイントでした。
指の早さはニの次三の次。
そんなわけで「早くエチュードをクリアしたいぜ練習」から、「テンポゆっくり曲として仕上げる練習」に変更してみました。
するとどうでしょう、次のような効果が・・・。
①練習ストレスの軽減。
②結果的に指の覚えも早いような予感。
③音色・ダイナミクスを最初から意識できる。
④テンポは遅いながらも曲として自立している。
せっかちな私は別として、皆さんはとっくにベストな練習方法をお持ちだと思いますが・・・。
そのときは「はい、わかりました」と返答してますが、実はわかってないことが多いです・・・返事だけは調子のいい人、他にいませんか(笑)。
なぜならしばらくしてほとぼりが冷めたころ、性懲りもなくそのミスを繰り返すからです。
ですがある時、その繰注Pがヤケに心にとどまってチロチロと燃え続けることがあります。
その繰注Pをやっと受け入れることのできるレベルになったのかも知れません。
今、私の頭に留まって反響している繰注Pとは・・・「運指の早さより音色」です。
たとえばですよ、エチュードをしこたま練習してレッスンに臨み、いざ先生に聴いてもらう場面を想像してみてください。
私は合格に到達しないまでも練習した証として「運指の早さ」を中心に吹いていました。
どうだ先生、ここまで指が動くようになったぜ、なかなかやるだろう・・・てなもんでしょうか。
ですがここが私のバカさ加減と申しますか、勘違いだったのです。
先生が望む私の上達とは、運指ではなく「音色と音楽性」だったと気がつきました。
ようやくであります・・・・遅すぎるよキンケ!
大器は晩成す、を下手くそに改竄して小器は晩解する・・・・「小器晩解」 新四文字熟語完成(笑)。
これまでの練習方法はといえば、ひたすら指が動くようになるまで限界速度で練習し、そのあとおもむろに強弱や音色やアーティキュレーションを色づけするやりかた。
つまり指が慣れるまでは曲としての聞かせどころなどまるで無視、「こちとら急いでるんだ、用件は後にしてくれ」状態でした。
「指が早く動く方が上手い」・・・この間違った価値基準に自縄自縛。
前回のレッスンでラクールの24番(全音スタッカート)をひととおり吹いたあと、先生が指示したことと言えば・・・・「ちょっとCスケールを吹いてみてください」
うん、なんじゃ??
疑問符が貼りついたままCスケールを慎重に吹いてみる私・・・音色に気遣いながら。
「いいですね、ではその吹き方でもう一度24番の出だしを吹いてみてください」
にゃるほど・・・そうか、私が悪かったよ先生、音がバリバリしてたね、さっきは。
次のラクール25番もそうでした。
このエチュードはやたら早いから.・・・一拍132のテンポ、8分♪換算396です。
無理は承知でできる限り早く吹いたりしたんですね(それでもかなり遅いですが)。
案の定、転びまくり。
先生は初見でも吹けるくらいゆっくりなテンポに落として、一音一音しっかりと吹くようにと指示。
そしてそのとき、音色とともに曲として仕上げる歌心を第一優先とせよ。
これがポイントでした。
指の早さはニの次三の次。
そんなわけで「早くエチュードをクリアしたいぜ練習」から、「テンポゆっくり曲として仕上げる練習」に変更してみました。
するとどうでしょう、次のような効果が・・・。
①練習ストレスの軽減。
②結果的に指の覚えも早いような予感。
③音色・ダイナミクスを最初から意識できる。
④テンポは遅いながらも曲として自立している。
せっかちな私は別として、皆さんはとっくにベストな練習方法をお持ちだと思いますが・・・。
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» スピード
私もピアノ講師時代経験があります。
ピアノも同じ。でも子供さんも習わせる親も、そこをなかなか理解してくれますん。
ピアノは鍵盤を速く正確にタイプするゲームではありません。音楽なのです。
ただのスケールのようなエチュードでさえ、ただ早く弾ける意味はありません。やはり音色。
速く弾ける事。上達が一番目に見えやすく、練習成果が反映しやすいから、陥りやすいミスです。
しかしそれは音楽ではありません。ただの指の運動で、指が速く動かせる訓練をした成果でしかありません。(もちろん必要ではありますが)
「速く弾く事で浮き上がる魅力がある曲」あるいは「速く弾く指定のある曲」があると反論する人もいますが。
音楽的な演奏はゆっくり弾いていてもスピード感を得られ、速く弾いててもゆったり聞こえます。
プロの演奏を聞いて、ゆったりしてると思って、自分で弾くと技術が無い分、楽譜以上に忙しく感じる事があります。聞いてる方も「速く弾いてる」ように感じるでしょう。
速く弾いているな、と聞こえると言う事は、音楽的な表現において技術的にも無理があると考えるべきです。
よく、速く弾くと出来るのに、テンポを落とすと出来ない、なんて聞きますが、技術的にはテンポを落とした時の姿が真実でしょうね。
速いパッセージを演奏することが、楽器の特性上、得意とされるピアノでさえ、そうなのです。
サックスなど、より音色に「寄る」べきですね。
Cのスケールでも、音色を意識すると、テンポが落ちるハズです。
それよりフィンガリングが難しい曲になると、速く演奏するのは、音色的に無理があると思います。
って、自分に言い聞かせてる事でもありまして(;゚ュ゚A゙
ピアノも同じ。でも子供さんも習わせる親も、そこをなかなか理解してくれますん。
ピアノは鍵盤を速く正確にタイプするゲームではありません。音楽なのです。
ただのスケールのようなエチュードでさえ、ただ早く弾ける意味はありません。やはり音色。
速く弾ける事。上達が一番目に見えやすく、練習成果が反映しやすいから、陥りやすいミスです。
しかしそれは音楽ではありません。ただの指の運動で、指が速く動かせる訓練をした成果でしかありません。(もちろん必要ではありますが)
「速く弾く事で浮き上がる魅力がある曲」あるいは「速く弾く指定のある曲」があると反論する人もいますが。
音楽的な演奏はゆっくり弾いていてもスピード感を得られ、速く弾いててもゆったり聞こえます。
プロの演奏を聞いて、ゆったりしてると思って、自分で弾くと技術が無い分、楽譜以上に忙しく感じる事があります。聞いてる方も「速く弾いてる」ように感じるでしょう。
速く弾いているな、と聞こえると言う事は、音楽的な表現において技術的にも無理があると考えるべきです。
よく、速く弾くと出来るのに、テンポを落とすと出来ない、なんて聞きますが、技術的にはテンポを落とした時の姿が真実でしょうね。
速いパッセージを演奏することが、楽器の特性上、得意とされるピアノでさえ、そうなのです。
サックスなど、より音色に「寄る」べきですね。
Cのスケールでも、音色を意識すると、テンポが落ちるハズです。
それよりフィンガリングが難しい曲になると、速く演奏するのは、音色的に無理があると思います。
って、自分に言い聞かせてる事でもありまして(;゚ュ゚A゙
» 格調高いコメント
私のブログ本文よりシスターのコメントの方が内容が濃い・・・・こんなこともあるのね(涙)。
何度も読み返してみましたが、いつものピン芸人カイルさんと違って偏差値が高いよ、これ(笑)。
>音楽的な演奏はゆっくり弾いていてもスピード感を得られ、速く弾いててもゆったり聞こえます。 ←ここ試験に出ます・・・てか、いつか自分が発見したことのように語ってみたい(笑)。
さて皆様、本文と合わせてお読み下さい。
何度も読み返してみましたが、いつものピン芸人カイルさんと違って偏差値が高いよ、これ(笑)。
>音楽的な演奏はゆっくり弾いていてもスピード感を得られ、速く弾いててもゆったり聞こえます。 ←ここ試験に出ます・・・てか、いつか自分が発見したことのように語ってみたい(笑)。
さて皆様、本文と合わせてお読み下さい。
» ありがとうございます。
まったくその通りです~。
今、さっきレッスンから帰宅しましたが、まったく同じようなこと、先生に言われました。
特にエチュード曲とかでも、「なんか必死に練習した跡だけがみられる。」「余裕無さすぎ!」と、いわれてちょっと困りました。
でも考え方を変えれば、それって上達してレベルが上がった証拠じゃないかと思ったりします。
なにしろ始めたばっかの初心者だったら、指を動かして音を出すのが精一杯だから、。(笑)
、、、とはいっても、まだ子供のような無邪気で乱暴な吹き方が直りません。(汗)
私も早く大人の吹き方を覚えたいです。
今、さっきレッスンから帰宅しましたが、まったく同じようなこと、先生に言われました。
特にエチュード曲とかでも、「なんか必死に練習した跡だけがみられる。」「余裕無さすぎ!」と、いわれてちょっと困りました。
でも考え方を変えれば、それって上達してレベルが上がった証拠じゃないかと思ったりします。
なにしろ始めたばっかの初心者だったら、指を動かして音を出すのが精一杯だから、。(笑)
、、、とはいっても、まだ子供のような無邪気で乱暴な吹き方が直りません。(汗)
私も早く大人の吹き方を覚えたいです。
» 師匠の伝言は同じですか
>キャットてぃるさん
先生は生徒が練習したかどうかは一発でわかるみたいですね。
ただ運指に偏った練習の仕方は良くないよ・・・たったこれだけの注意に気づかない生徒たち。
先生方も大変だな(笑)。
私たちもようやく気がついてきた、そんなカンジでしょうか。
>毛ボさん
どこの先生も異口同音におっしゃってるんですね。
これからはゆっくりでも音楽性の高い練習の仕方に直していくつもりです。
先生方に感謝!
先生は生徒が練習したかどうかは一発でわかるみたいですね。
ただ運指に偏った練習の仕方は良くないよ・・・たったこれだけの注意に気づかない生徒たち。
先生方も大変だな(笑)。
私たちもようやく気がついてきた、そんなカンジでしょうか。
>毛ボさん
どこの先生も異口同音におっしゃってるんですね。
これからはゆっくりでも音楽性の高い練習の仕方に直していくつもりです。
先生方に感謝!
» 無題
音色と運指、両方となるとなかなか難しいですよねぇ。
やっぱり個人練習時は音色が優先・・・かなぁ?
といいつつ、やっぱ指を早く動かさなきゃいけん場面も多いので(合奏は、自分テンポにならないのでw)そういうのも練習せんといかんし・・・
"/(;-_-) イテテ・・・
なので、ここ最近は割り切って
エチュードではクローゼで運指、ラクール(1~5番)で音色(音楽性?)って分けてマス・・
早く運指&音色、両方兼ね備えた奏者になりた~い
やっぱり個人練習時は音色が優先・・・かなぁ?
といいつつ、やっぱ指を早く動かさなきゃいけん場面も多いので(合奏は、自分テンポにならないのでw)そういうのも練習せんといかんし・・・

"/(;-_-) イテテ・・・
なので、ここ最近は割り切って
エチュードではクローゼで運指、ラクール(1~5番)で音色(音楽性?)って分けてマス・・

早く運指&音色、両方兼ね備えた奏者になりた~い
