キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ソプラノ同好会のカイル部長が練習している曲が「千の風になって」だそうです。
→ 動画
最初アニメ「千と千尋の神隠し」の挿入歌かなと勘違いしてまして興味がなかったのですが、先日某TV曲の物まね番組ではじめて聴きました(不謹慎かな)。
その物マネ師がたまたま音大の声楽科出身だったので、オリジナルの良さをさほど傷つけずに知ることができたのです。
心の深いところから湧き上がるような感動を押さえることができませんでした。
ちょっと歌詞を見てみましょう(原典は英語)。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
これは死んだ人間が、自分を愛してくれた人に語りかける視点で書かれた詩なのですね。
カイル部長はこれを湖の畔で練習しているそうです。
朝霧の立ちこめた湖面をソプラノの音色が広がっていく情景は素晴らしいことでしょう。
ただ部長のマッピはオットーリンクの7番だし、息の力が強いと自慢してましたから多少心配です(笑)。
部長! 曲のイメージを損なうんじゃないよー(殴)。
さて、歌詞に戻りましょう。
「私のお墓の前・・・」なんですが、ちょっと引っかかるのです。
自分の墓に「お」を付けるかな普通・・・無粋なツッコミですみません。
でも厳密には間違いでもなさそうだし、う~ん。
実は以前から似たような引っかかりを感じていた言葉使いがあります。
よく若い人が言いますよね「私のおとうさんが亡くなって・・・」
まず自分の父親のことは「私の父が・・・」と言うべきですね・・・私が気にしているのは「亡くなって・・・」の方なんです。
亡くなる・・・とは人が死んだことを婉曲に言う言葉で、分類上尊敬語か丁重語でしょう。
そうなると身内の者に使うのはおかしいはずです。
「私の父が死にまして・・・」と言い切っていいはずです。
この辺り、日本語のプロはどう使い分けているのでしょうか?
以前ちらっと耳にしたのは、作家「向田邦子」さんの例です。
うろ覚えなので間違ってたらごめんなさいよ。
「亡くなる」を使うのは「2親等以上離れた人」だったような・・・。
つまり自分の親や子供は1親等なので「死ぬ」を使い、祖父母孫以上血縁が薄まれば「亡くなる」を使うんだそうです・・・そういう決まりがあるわけではなく、向田さんはそう使い分けていたという話。
これは非常に微妙ですよね。
親等図では自分の父母と子供は1親等ですが兄弟は2親等になってます。
遺伝学的にはDNA共有確率(血の濃さ)は父母子兄弟は同じですから、心情的には兄弟の場合も「死ぬ」を使いたいですが・・・。
う~ん、日本語は難しい。
→ 動画
最初アニメ「千と千尋の神隠し」の挿入歌かなと勘違いしてまして興味がなかったのですが、先日某TV曲の物まね番組ではじめて聴きました(不謹慎かな)。
その物マネ師がたまたま音大の声楽科出身だったので、オリジナルの良さをさほど傷つけずに知ることができたのです。
心の深いところから湧き上がるような感動を押さえることができませんでした。
ちょっと歌詞を見てみましょう(原典は英語)。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
これは死んだ人間が、自分を愛してくれた人に語りかける視点で書かれた詩なのですね。
カイル部長はこれを湖の畔で練習しているそうです。
朝霧の立ちこめた湖面をソプラノの音色が広がっていく情景は素晴らしいことでしょう。
ただ部長のマッピはオットーリンクの7番だし、息の力が強いと自慢してましたから多少心配です(笑)。
部長! 曲のイメージを損なうんじゃないよー(殴)。
さて、歌詞に戻りましょう。
「私のお墓の前・・・」なんですが、ちょっと引っかかるのです。
自分の墓に「お」を付けるかな普通・・・無粋なツッコミですみません。
でも厳密には間違いでもなさそうだし、う~ん。
実は以前から似たような引っかかりを感じていた言葉使いがあります。
よく若い人が言いますよね「私のおとうさんが亡くなって・・・」
まず自分の父親のことは「私の父が・・・」と言うべきですね・・・私が気にしているのは「亡くなって・・・」の方なんです。
亡くなる・・・とは人が死んだことを婉曲に言う言葉で、分類上尊敬語か丁重語でしょう。
そうなると身内の者に使うのはおかしいはずです。
「私の父が死にまして・・・」と言い切っていいはずです。
この辺り、日本語のプロはどう使い分けているのでしょうか?
以前ちらっと耳にしたのは、作家「向田邦子」さんの例です。
うろ覚えなので間違ってたらごめんなさいよ。
「亡くなる」を使うのは「2親等以上離れた人」だったような・・・。
つまり自分の親や子供は1親等なので「死ぬ」を使い、祖父母孫以上血縁が薄まれば「亡くなる」を使うんだそうです・・・そういう決まりがあるわけではなく、向田さんはそう使い分けていたという話。
これは非常に微妙ですよね。
親等図では自分の父母と子供は1親等ですが兄弟は2親等になってます。
遺伝学的にはDNA共有確率(血の濃さ)は父母子兄弟は同じですから、心情的には兄弟の場合も「死ぬ」を使いたいですが・・・。
う~ん、日本語は難しい。
PR
この記事にコメントする
» 無題
千の風・・・を紅白で歌われた秋○さんがS市出身と言うことで、こちらではブームになっておりますw
猫も杓子も千の風状態ww
今日の夏祭りでもうちも演奏しますが、コーラスも大正琴も千の風を演奏するとか。
異種格闘技ですww←直接対決ではないけど。
猫も杓子も千の風状態ww
今日の夏祭りでもうちも演奏しますが、コーラスも大正琴も千の風を演奏するとか。
異種格闘技ですww←直接対決ではないけど。
» 決まるとカッコイイ
こういったゆったりとした曲は、奏者の実力がモロに出ますよね。
バラードやゆったりとした曲を吹ける人を尊敬してますので、たぴさんもその一人になってください(笑)。
「他界」もどちらかというと目上の人用といいますか、尊敬語の匂いがしますのでどうでしょうかね。
身内の人間に使うと「気取り」「臭み」のようなものを感じるのですが、私の思い過ごしかも知れません。
親は目上だからOKなような気もしますが、少なくとも自分の子供には使えませんよね。
普段、私は誤字脱字や間違った日本語をバンバン使うので、偉そうなことは言えませんが (^^ゞ
バラードやゆったりとした曲を吹ける人を尊敬してますので、たぴさんもその一人になってください(笑)。
「他界」もどちらかというと目上の人用といいますか、尊敬語の匂いがしますのでどうでしょうかね。
身内の人間に使うと「気取り」「臭み」のようなものを感じるのですが、私の思い過ごしかも知れません。
親は目上だからOKなような気もしますが、少なくとも自分の子供には使えませんよね。
普段、私は誤字脱字や間違った日本語をバンバン使うので、偉そうなことは言えませんが (^^ゞ
» バラード吹きを目指せ!
はい、バラードを柔らかい音で嫁に聞かせてやるのが目標です(笑)。
>「他界」もどちらかというと目上の人用といいますか、尊敬語の匂いがしますのでどうでしょうかね。
難しいですね。言葉はそもそも伝わればよいし時代によって変化してしまうものではありますが、これを機会に本来の使い方を調べてみようと思います。
>「他界」もどちらかというと目上の人用といいますか、尊敬語の匂いがしますのでどうでしょうかね。
難しいですね。言葉はそもそも伝わればよいし時代によって変化してしまうものではありますが、これを機会に本来の使い方を調べてみようと思います。