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キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?     (★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
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以前にも書きましたが、脳は「運指」と「音出し」に能力を二分されていて、「運指」に捕らわれている内は「音出し」が全然ダメなのが私です。
「運指」が大脳から小脳にタスク移管できる量が増えれば、次第に「音出し」に力が配分できて音楽性が上がるのだが・・・。
レッスン課題曲ラクールの練習は、まずは楽譜通り「運指」ができるようになるのが第一目標です。
自宅ではそこそこ吹けるのに、人前で吹くとミスを連発・・・・誰でも経験のあることだと思います。
練習時間を費やしても中々ポロリミスがなくならない。
練習が足りないと言えばそれまでなんですが、練習の仕方に問題があるのではないだろうか・・・・今、そう思い悩んでいるのがラクール24番です。
本日はそれを皆さんにお話してみようかと思います。

ラクール24番のような「跳躍系+全音スタッカート+運指ややこしい」パターンのエチュードが過去にも10番、21番でありまして、私は本当に苦手なのです。
もう中年オヤジの運動能力をあざ笑うかのようなフィジカル・テクニックを要求してきます。
ラクールの中ではクローゼっぽいとも言えます。
運指で転びまくる、テンポがだんだん速くなる、音の強弱がmfのみで突っ走る、スタッカートと運指がずれる、音色が暴れる・・・・色々ありますが、やはり運指のミスがA級戦犯だと思っています。
レッスンの課題曲だから仕方なくやってますけど、自分が吹きたいのは運指のゆっくりしたバラード系ですよ、もちろん。

それでは下の譜面を見てください、ラクール24番の一部です。
私の場合、ミスが出るのは下の譜面で2~4段にかけてに集中しています。
ミスのパターンにより3種類に色分けしました。



①黄色・・ Middle-シ、ド、レ この3音を頻繁に上下する所。 指1本から指8本に一気増えるのでバタツキやすい。
もたついているところにスタッカートを入れると「ポフ」とか「パフ」とか間抜けな音になる。
「パフィ」なら「♪蟹食べ行こう~」なんですが (^◇^;)

②ピンク・・ 跳躍と臨時記号の連続で指がもつれる。
ひたすら練習しまくってもミスすることが多いゾーン。

③赤・・ ラ♭→シ♭でこのシ♭は人差し指1本で二つキーを押さえる運指を指定されてます(4段目のシ♭も同じく)。
つまり人差し指を滑らして(転がして)小さなキーを押さえに行きます。 ここが難しい。
その後のド→レ→ミ♭も右手がもたつきやすい所。

④強弱記号・・ ただでさえ、運指でいっぱいいっぱいなのに、このpだのmfを吹き分けようとした瞬間にミスが炸裂する・・・取込中につき余計な注文をつけるんじゃねー。
家のローンが苦しいので小遣いを減らされたお父さんが、娘に小遣い値上げを要求されたときような悲鳴が聞こえてきます・・・もう勘弁してくれ! (^◇^;)

⑤ブレス・・ このテンポで息を吸うのは陸上200mダッシュの途中で給水を取るくらい難しい。
テンポを守るためにブレスしたくないのですが、死活問題なので大急ぎでブレスするものの指もリズムも乱れる原因に・・。

今までのエチュードは、この難しいパターンを何度も練習すれば何とかクリアできたのですが、24番は練習してもなかなかミスがなくならないのです。
となると練習の仕方を変えないとね。
今まではブレスとブレスの間を一単位、あるいは一小節を一単位として繰り返し練習してきたのですが、こいつには通用しないんジャマイカ!
もっと細分化して練習しなくてはダメなのではないかと思いつきました。
試しに音符3個単位(一拍単位)に分解して吹いてみると、運指がし易い所とし難い所がありまして、
この不連続性がミスの温床になっているんじゃないだろうか・・・という所に撞着いたしました。
ここ2,3日、細分化(一拍単位)して運指しにくい所を徹底的に練習・・・もう機械的に繰り返して指に覚えさそうとトライしております。
上手く行くか行かないかは別にして、新着想を試すのは楽しいもの。
この指に覚えさす、体で覚えるということを言い換えると「小脳にタスク移管する」ことになります。
30回くらい繰り返していると指がスムーズになるので、もういいかなと切り上げると次の日にまだ覚え切れてないことがわかります。
では何回くらいやればいいんじゃい!・・・怒ってもしょうがないだろ、キンケード (‥、)ヾ(^^ )

以前、TV番組で「300回」が目安だと言っていたようなことをチラッと思い出しました。
箸の持ち方や自転車の乗り方は300回くらい練習すると小脳が覚えるらしいのです。
ということで1日100回を3日やってみました。
果たして結果はいかに・・・・・知りたいですか(笑)。
現在の手応えは中々よろしい。
本当に効果があったかどうかは次のレッスンで試されますので、お楽しみに、再見!
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皆さんもお手すきの時間に、関連したお気に入りのブログをチェックしたりしますよね。
私は今日、本家S★Kの質問掲示板を見て気持ちがホッコリしました。
 → 毛ボさんの回答

レッスンと個人練習をはじめて半年、上達した実感の湧かない方の悩み相談です。
そこに回答を寄せているのが、おなじみの毛ボさんこと「毛が3ボーン」さんと「カイル」さん、これが本当の常連さんです。
投稿はほぼ同時刻でしょうかね、早起きの二人ですから(笑)。

この質問掲示板にはルールを守らない質問者と回答者がチラホラ登場してくれまして、トラブルが絶えない名物コーナーとなっています・・・管理人さんも大変。
特に回答者の中には「キツイ方」「KYな方」「残念な方」が全国にいらっしゃいまして、場の雰囲気を悪くしてくれることがしばしば(笑)。

回答文を見るとその人の人柄がよくわかります。
毛ボさんの回答は「ベストアンサー」にしたいほど、愛に溢れています。
誰にでも書ける内容ではないです、感動しました・・・また言いますけど、これが本当の常連さんですね。
カイルさんは3年前からずっと掲示板に嫁いだ主のような方で、やさしい気遣いに満ちたコメントが素晴らしい・・・褒めすぎか(^◇^;)

質問内容に戻ります。
社会人になってサックスを始めた方なら、全員がぶち当たる不安ですよ。
皆さんはどうでした?
私の場合は
①最初の半年など疑心暗鬼の真っ只中。
②丸1年経過してはじめて、少し上達したような実感が。
③でも自分の音を録音してみると、あまりにも下手で愕然とする。
④石の上にも3年・・・これが目標。
⑤丸5年続けると、そこそこ人様にお聞かせできる腕前になるらしい。

私たちは①~④に迷う子羊で、ブログを通じて確認し支え合ってる関係ですかね。
⑤になったら全員集合して披露パーティーをやりましょう(笑)。
夜といっても仕事帰りの夕方なんですが、カラオケBOXに行ってきました。
この時間帯は混んでるし、料金も高いんですね。

隣の部屋からバンバン曲が流れてきますね、何を歌ってるんだろ?
どうやら年配の男女2人組ですね。
男は「柳ケ瀬ブルース」とか「君こそ命」・・・水原弘かよ、月光仮面の頃だよ、この曲(笑)。
女は「天城越え」とか「アカシアの雨に打たれて」
とにかく若い人にはなじみがないような曲が続きます。
女の声は瀬川瑛子と八代亜紀を足して3で割ったように聞こえ、歌い慣れているかんじ。
ただちょっと遅らせて歌い出す臭さが鼻につくな、このおばさん、楽譜通り歌ってよ(笑)。
こちらがサックスを吹き出したら、二人が「♪本気かしら~ 好きさ大好きさ・・・」とデュエット攻撃をしてきました。
こりゃ強敵だぞ~、同伴出勤にしては年が行き過ぎてるしな~。
「秋深し 隣はなにを する人ぞ」芭蕉の時代からお隣さんは気になるものです(笑)。

換気ダクトからは別の男の声が流れてきました。
若い男一人で延々と歌ってます。
酔ったように気持ちを入れて歌ってるんですが、音程が微妙に狂うのですよ。
これって私のサックスと同じじゃん(^◇^;)

なんだか落ち着かないので本日は30分くらいで退場することにしました。
前回は午前中の開店したばかり時間帯で空いていたのですが、う~む。
この時間帯はダメだとすると、深夜枠はどうでしょうか。
この辺りがBOXの悩ましいところですね。
発表会で全員からダメだしの嵐に遭い、日増しに悔しさがこみ上げてくる状態。
悔しさは練習で晴らせ・・・ということで久しぶりにカラオケBOXに出かけました。

店内に何度も流れていた曲は、綾瀬は○か主演の化粧品CM曲「Dew」です。
  ♪ いつも一番きれいな私で会いたい・・・・
年の瀬が近づくと心に染みる女性バラードの名曲が流れるような気がします。
何年か前に流行った中島○嘉の「冬の華」も名曲でしたね、オヤジの私がCDを買ったくらいですから・・・(「雪の華」の誤り)。
いつか「キンケードさんのソプラノ・バラードが心に染みるわ」・・・とか言われてみたいもんです(妄想中)。
ですが現実は厳しく、発表会ではきついダメだしばかりだったからな、くそっ!

まずは評判の悪かったラクールの25番を徹底的に練習することに。
先生の合格をもらう前に発表したのがまずかったかも・・・。
最初はロングトーンとビブラートの練習・・・BOXは響いて気持ちいい。
メトロノーマー・キンケと化してラクール24番も合わせて吹きまくること1.5時間。
ちょっと休憩しましょ・・・BOXで一人で休憩するときほど手持ちぶさたなことはありませんよね。
ですから今日は持ってきましたよ、ニ○テンドーDS・・・漢字の書き取を20分ばかり。
そして再び練習に・・・曲の強弱を意識して。
自宅と違ってカラオケBOXだと強弱がバッチリ付けられます。

2.5時間経過したところで、なにかドリンクでも頼んでみようかとメニューを物色。
BOX使用料金は1時間160円と安いのですが、ドリンクが高いんだよな。
紅茶はさっきのんだけど480円もしたし・・・。
ふと日本酒の欄を見ると割安な気がしたので、思わず「冷酒1合」を注文してしまいました(ダメ?)。
冷酒を飲みながらソプラノ練習とは不謹慎かな・・・でも意外に旨い!
十二指腸を経由してアルコールが回ってきたら、なぜか私は適当なメロディーをビブラートギンギンで吹いてました。
どうも短調の歌謡曲ぽいメロディーなのには自分でも笑いました。
ラクールからちょっと解放された反動で、いきなり時代劇かよ・・・。
だがアドリブってこんな感じで生まれるものなのかも。
いきなりアドリブです自由にどうぞ、と言われても戸惑うばかりですが、ラクールのような基礎練習に喘いでいた反動があるとテケトーなメロディーがバンバン湧き出るもんですね。

思えば実生活でもそうですよ。
「多少の不自由さを我慢しないと、本当の自由は獲得できない」というのが持論です。
かつてアメリカでクラシックの練習に疲れたニーチャンたちが「もうやってられねーぜ」と適当なフレーズを演奏しだしたのがジャズかも知れないですしね。
そして再びラクールに戻って練習・・・だいぶ指が慣れてきました。
次のレッスンで効果が出るといいのですが。
もうこうなったらダメ出しまみれのラクール#25を皆さんに聴いてもらったらどうかな、駄目な曲の方が皆さんも怖いもの見たさが募るのでは(笑)。
まあ半分ヤケになっておりますので未確定ですが・・・。
トータル4時間経過しまして終了。
漢字の書き取りや楽器の準備や後始末を差し引いても3時間強の練習となります。
実は今までで連続の練習が最長となりました(笑)。
元々練習時間は短かかったのです、私。
また「カラオケBOX+書き取り+冷酒」のパターンで来ることにしよう・・・これ私向きです。
先日のプチ発のとき、音大生のミーちゃんがアルト用の金メッキ・ネックを持ってきました。
大学の先輩から掠め・・・いや譲ってもらったようです(笑)。
これをマダムがセルマーに付けて吹いたところ驚きました。
特に高音が艶やかに響いて、2年分くらい上達したような音がしました。
ネックの金メッキって効果ありますよ、アルトの皆さん。
てことはテナーも同じように効果があるのかもしれませんね。

プチ発の会場が教室より音響効果が高いので、こういった試奏で効果を確認しやすいのです。
先生の提案で私のS-902(ブロンズ)に替えてSー9930(シルバーソニック)を吹いてみました。
吹いている私には、なんとなく鳴りが重いような気がするだけでしたが、それを聴いている人たちは違いがはっきりわかったそうです。
立場を代えて先生が両者を吹いてみてくれました、それも私が苦しんだラクール25番を・・・。
ほんと先生って最高の吹き手ですね、聞き惚れました・・・早くああなりてー。

シルソニとブロンズ・・・違いますよ、音響効果が良いところではハッキリ違いがわかります。
自分が吹いている時はわかりませんでしたが、人のを聴いてみて知る音色の荘厳さ。
ブロンズは鳴りが管の周りに分散するように広がりますが、シルソニはベルの周りに音がまとまっているような指向性を感じます。
シルソニと比較してみて初めてわかるブロンズの軽さ・ペラペラ感・・・定格上限まで目盛りを上げたステレオのよう。
 注)あくまでもソプラノの話ですので、アルト・テナーの方は鵜呑みにしないでください。

シルソニはほどよく余力を残して荘厳に響くのです。
シルソニの定格はブロンズよりかなり大きく、深いんだなと感じました。
クラシックに向く音・・・シルソニの音色はブロンズのようなキンキンさが微塵もないのです。
ブロンズがキンキンというのは誤解を招く表現ですが、たまたまシルソニと比較しているからです。
クラシック以外の用途なら必要ないと言えば言えるかもしれませんが、好みの問題で、こりゃなんとも明言しがたい。 f(^ー^;
あえてもう一歩踏み込んで言わせていただくなら・・・ヤナギ直管の場合(S-99シリーズは別)、
★ブロンズは吹き手が楽しむサックス。
★シルソニは聴き手を楽しますサックス。
  ・・・といった所でしょうか。。。

最近私の音色に耳に痛い成分が混ざるときがあるとレッスンで指摘を受けているのを思い出しました。
ソプラノの音量が出せるようになってきたので、不用意に吹くと管が歪んだ音を出しているような手応えを感じます。
う~~ん、2本目のソプラノはシルソニS-9030が俄然欲しくなってきました。
S-902の銀メッキにしようと思ってたのですが、シルソニの余力と荘厳な音の方が魅力です。
小さな練習室では差が出ませんが、ステージに立ったらシルソニの底力が欲しくなるんでしょうね。
欲ち~い(笑)。
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ソプラノ・サックス 2005年2月~
ヤナギサワ S-902 (村雨丸)
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