キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
愛機「村雨丸(S-902)」をクロスで拭いながら、各部をチェックしていくと色々感じることがあります。
所々にラッカー剥げが出てきたなぁとか、この傷はあのときつけたんだよなぁとか・・・。
そしてこのキー使ったことがないけどいつ使うのだろうかと・・・。
それはフロントキー(図中Xキー)です。
少なくとも私は一度も使ったことがなかったのです。
このキーを自分なりに調べてみると、F#キーのない時代はこのフロントキーを使ってHigh-E High-F HighF# High-G を出していたようなのです。
この件につきましては、詳しい方がいらっしゃると思いますが、とりあえず上記のような解釈で先に進みます(笑)。
現在の楽器はF#キー(図中C5)があるので、使わなくてもすむのです。
ではそんなもの取っちゃえばいいじゃん、と短絡的に思ったりするのですがそうもいかないようでして (^^ゞ
ジャズプレイヤーを中心にフロントキー(図中Xキー)を多用している方がいらっしゃるからです。
アルト・テナーなどではF#キーレス仕様が別枠で用意されているくらいですからね。
私のような初心者ソプラノ吹きとしましては、参考までにフロントキーを使った High-E ~ High-G の運指を確認すればOKでしょ。
試しに音が出るかトライしてみますか・・・本番で実際に使うことはないでしょうけど。
多分アルトやテナーでも同じ運指ではないかと思いますが。
以下の情報は先生から教えてもらいました。
↓ (当然オクターブキーは押さえます。 x はフロントキー)
★High-E x + ② + ③
★High-F x + ②
★High-F# x + Ta
★High-G x + Ta + ④
上記運指でHigh-E、F,F# までは私でも出せましたが、High-Gは無理。
先生は難なく出してましたけど・・・。
ついでにF#キー(C5)を使った場合のHigh-Gの運指を教えていただきましょうかね。
現在のソプラノサックスはHigh-Gキーが装備されている仕様(ヤナギサワだと S-991,992,9930)もありますが、私のS-902はF#までです。
このHigh-G の音は、実際問題、使用頻度はかなり低いはずです。
しかし先生の話ではHigh-Gの音を練習しておくと、その下の音High-F#の音が安定してキレイに出るようになるので意味があるのだそうです。
なるほどね。
★Highi-G ①+P + ④ + Ta + C5
ちょっと押さえるキーが多くて戸惑いますが、写真を参照してください。
「P」キーは押さえなくても同じ音がでます。
ただ調整が悪くてバランスが狂っている楽器は押さえないとダメです。
よって常に「P」キーも押さえて使う癖をつけてしまった方がよいとのことです。
かなり当たる範囲は狭いですが、このHigh-G の音は私でも出ました(細い音ですが)。
前述のフロントFキーを使った場合のHigh-G よりは容易だと思います。
かなり耳に痛い音なので、できたら使いたくないですね、蝙蝠退治にはかなり有効かも(笑)。
この運指でHigh-G を出せるようにしておけば、私たちソプラノ・ユーザーには十分ではないでしょうか。
PR
組織(会社)のために貢献することを強制されているサラリーマンの皆さん、お疲れ様です。
自分の本心に逆らってイヤなやつの奴隷になったり、不本意なことをさせられることもあります。
これを続けるとストレスが溜まり、魂の汚れたオヤジにまっしぐら。
この悪玉コレステロールを遠ざけるには、勇気を持って楽しいことをしなくてはならない、と思っております(笑)。
特に男は金や学歴やハンサムな顔があっても、美学(誇り)を持っていないと、味のあるいい男にはなれません。
勇気と知恵と誇りがなくて、かっこいいオヤジになれるかい!
なんていうと、私がかっこいいオヤジみたいに聞こえますけど、違いますよ、まだまだヒヨッコです (^^ゞ
そんなわけでサックスなんぞを始めて、楽しさの延長線上にかっこいいオヤジがあるのではという妄想に突き動かされている毎日です。
またイヤな野郎とつきあっていると、自分のダークサイドが刺激されてろくなことがありません。
できれば志の高い品のある人とつきあって、お互いの品性を高めていきたい・・・これが理想です。
幸いにもサックスをやっている人達は、品のある人が多いように思います(そう、あなたです)。
サックスに限らず、音楽を人生の楽しみにしている人種は比較的良質で、幸せな人生をゲットしやすいのではないか・・・などと勝手な分析をしております。
やりたかった楽器はサックスと弦楽器でした。
弦楽器については次の機会に譲るとして、サックスに限っていえば、私の大分類はソプラノ・サックスであることが第一です。
アルトでもテナーでもバリトンでもなく、ましてやポケット・サックスではありません。
ソプラノでなくてはダメ・・・なぜなら好きだから。
またジャズだとかクラシックなどという分類は、私にとっては小分類であり、どうでもよろしい(笑)。
まず上達の一里塚を「ソプラノ・サックスの上品な音色で童謡を吹けるようになること」に置いています。
これができなければ意味無し。
次の一里塚はバラードとスムース・ジャズかな。
その次の一里塚は冥途への一里塚になりそうなので、まだ考えていません (^^ゞ
そこで重要なのが師匠でしょう。
先ほどの「つきあう人は慎重に選びましょう」がここでも成り立つのです。
最初、先生なら誰でも同じだろうと思っている時期がありまして、最初の先生とはそんな関係でした(現在は二人目の先生)。
ですが、自分のやりたいサックスと師匠の方向性を合致させることがかなり重要だと気づきました。
クラシックをやりたい人がジャズ畑の先生についてしまっては、お互いに損ですよね。
以前にも言ったことがありますが、学ぶとは「まねぶ」から生じた言葉であります。
自分の気に入った師匠のマネをガンガンすると、そのうち自分の個性が出てくるはずです(←ここ大事、試験に出ます(笑)。
似ているから惹かれる。 同じ美意識を持っている。
自分の個性(美学)を刺激してくれるから、最後に磨かれた個性が飛び出すのではないでしょうか。
私は今の先生がご贔屓なので、どんどん真似するつもりです。
皆さんも師匠と相性がいいようなので、ガンガン真似してください。
自分の本心に逆らってイヤなやつの奴隷になったり、不本意なことをさせられることもあります。
これを続けるとストレスが溜まり、魂の汚れたオヤジにまっしぐら。
この悪玉コレステロールを遠ざけるには、勇気を持って楽しいことをしなくてはならない、と思っております(笑)。
特に男は金や学歴やハンサムな顔があっても、美学(誇り)を持っていないと、味のあるいい男にはなれません。
勇気と知恵と誇りがなくて、かっこいいオヤジになれるかい!
なんていうと、私がかっこいいオヤジみたいに聞こえますけど、違いますよ、まだまだヒヨッコです (^^ゞ
そんなわけでサックスなんぞを始めて、楽しさの延長線上にかっこいいオヤジがあるのではという妄想に突き動かされている毎日です。
またイヤな野郎とつきあっていると、自分のダークサイドが刺激されてろくなことがありません。
できれば志の高い品のある人とつきあって、お互いの品性を高めていきたい・・・これが理想です。
幸いにもサックスをやっている人達は、品のある人が多いように思います(そう、あなたです)。
サックスに限らず、音楽を人生の楽しみにしている人種は比較的良質で、幸せな人生をゲットしやすいのではないか・・・などと勝手な分析をしております。
やりたかった楽器はサックスと弦楽器でした。
弦楽器については次の機会に譲るとして、サックスに限っていえば、私の大分類はソプラノ・サックスであることが第一です。
アルトでもテナーでもバリトンでもなく、ましてやポケット・サックスではありません。
ソプラノでなくてはダメ・・・なぜなら好きだから。
またジャズだとかクラシックなどという分類は、私にとっては小分類であり、どうでもよろしい(笑)。
まず上達の一里塚を「ソプラノ・サックスの上品な音色で童謡を吹けるようになること」に置いています。
これができなければ意味無し。
次の一里塚はバラードとスムース・ジャズかな。
その次の一里塚は冥途への一里塚になりそうなので、まだ考えていません (^^ゞ
そこで重要なのが師匠でしょう。
先ほどの「つきあう人は慎重に選びましょう」がここでも成り立つのです。
最初、先生なら誰でも同じだろうと思っている時期がありまして、最初の先生とはそんな関係でした(現在は二人目の先生)。
ですが、自分のやりたいサックスと師匠の方向性を合致させることがかなり重要だと気づきました。
クラシックをやりたい人がジャズ畑の先生についてしまっては、お互いに損ですよね。
以前にも言ったことがありますが、学ぶとは「まねぶ」から生じた言葉であります。
自分の気に入った師匠のマネをガンガンすると、そのうち自分の個性が出てくるはずです(←ここ大事、試験に出ます(笑)。
似ているから惹かれる。 同じ美意識を持っている。
自分の個性(美学)を刺激してくれるから、最後に磨かれた個性が飛び出すのではないでしょうか。
私は今の先生がご贔屓なので、どんどん真似するつもりです。
皆さんも師匠と相性がいいようなので、ガンガン真似してください。
私の定番リードはリコのグランドコンサートの3番です。
8枚入りリードケースは2個ありまして、1個は本番・レッスン用、もう一つは練習用です。
練習用のリードをローテーションして使ってますと、1ヶ月に1,2枚新品を入れ替えするペースで済みます。
グランドコンサート自体は他の銘柄よりバラツキが少ないように思いますが、それでも硬い・柔らかい個体は存在します。
10枚のうち、そのまま使えるのは2,3枚で、それ以外は写真にあるリード削り器を使って調整する必要があります。
このリード削り器はバンドレン製(リード・リサーフェイサー)。
ガラス板とガラス棒の2個1組。
曇りガラスの様に見える所に、硬質ガラス粉がまぶしてありましてヤスリ状態になっております。
このヤスリ面の目が詰まって白くなってきたら、水道水で洗えば元の状態に戻ります。
ここがこの削り器の良いところでしょうか。
新品のリードをおろしたら、しばらくそのまま使ってしばらく様子を見ます。
1週間ほど使ったらいよいよ調整開始。
通常ガラス板の方でリードの平面部を軽く擦ります。
これだけでもリードの振動状態が変わってきます。
それでも硬かったり、音が悪かったりした場合はガラス棒の出番です。
この棒でサイドを軽く擦ると、振動状態が大きく変わります。
これでも使えないリードはさっさと捨てることにしてます。
結果的に捨てるリードは1枚くらいで、あとは使えるようになりますかね。
大した調整をしなくても鳴りのいいリードは本番用リードに格上げして、調整量の多い(削り量の多い)リードは練習用として一生を過ごすことになります(笑)。
いきなりボヤくキンケード。
①ラクール最近ツライんだよなー、合格ラインまでなかなか上達しないし・・・。
②U-22サッカー弱いよ、オリンピック出場できんのか?
③枝毛をいじりながら、人の話を聞くなよなー、女性社員(笑)。
さて多少スッキリいたしましたので、本題にまいりましょう。
☆ソプラノ・サックスを吹けるようになる+ラクールで上達する☆
この目標はブレてませんが、練習したくないときもあります。
今がそうなんですよ。
練習を2日以上さぼると、これまでまがりなりにも積み上げてきたスキルがズリ落ちるのではないか・・・この恐怖感で仕方なく練習するのですが。
こういうときは目先を変えてみるのが、私の常套手段。
サムフックを交換して目先を変えたばかりじゃないかとツッコミを入れる方もいらっしゃるでしょう・・・ごもっともです。
サムフック交換の御利益は昨日で切れてます(笑)。
今日はマウスピースを替えてみました(写真参照)。
これまでマッピは15種類ほど試してきました。
色々試したもののどういうわけかセルマーしか長続きしません。
セルマーはやはり吹きやすい。
左からS90、スーパーセッションE、クラシックメタルC☆
私のお気に入りはセルマーばかり。
SSはジャズ系MPだけどさすがはセルマー、吹きやすいですね。
オープニングEなら、S90の延長線上で吹けまっせ。
クラシックメタルはレッスンで使っていたこともありました。
久しぶりに吹き比べてみると・・・やはりS90-170が一番よいですね。
吹きやすいし楽チン・・・今の所このMPに勝るモノなし。
ヤナギサワのアクセサリー・ラインナップに「サムの魔法使い」という商品があります。
サムフックとサムレストをペアで交換すると音質が向上するというもの。
ヤナギサワのサックス・ラインナップでも、901系はプラスチック樹脂製なので購入後、これに交換する選択肢があります。
先生のソプラノサックスは上級機種S-9930ですが、初期型なのでサムフックとサムレストが樹脂製でした(現行品は金属製)。
先日、先生の手元に3種類のサムフックがありました(サムレストは無し)。
①サムの魔法使い 市販品 ブロンズ+ラッカー製
②サムの魔法使い 試作品 謎の金属+謎の仕上げ製
③木製 生徒さん手作り
③はウイン○ブロスオリジナルにあるような木製でして、器用な生徒さんが自分で作ったもの。
それもウイン○ブロスが売り出す前に作っていたのが素晴らしい。
今思えば先に売り出していればよかったのにと残念ですが・・・。
今回③は使いません。
②は秘密のルートで先生が入手(モニター)したもので、現時点では詳細に触れることができないことをご了承願います。
先生は樹脂製のサムフックから①に付け替え、さらに②に付け替え吹き比べてみたのです。
樹脂製から金属製に換えると音質が大きく変るんですね。
先生はすっかり気に入って金属製に付け替えました。
①と②では差があるのでしょうか。
金属の材質は違いますが形状は全く同じ・・・似たようなものだろう。
これが私の予想でした。
先生は①でピアソラの曲を吹いたあと、すばやく②に交換し同じ曲を吹いたのです。
お、おお、おおお、違う。
左横で聴いている私にもはっきり区別できるその音色。
②(謎の試作品)の方が音がしっとりしていて緻密な感じでした。
これは吹いている先生自身の方が、さらにくっきりと両者の差を感じることができたようです。
正直言って、驚きでした。
サムフックを交換する・・・これだけのことで大きく変るものなのか。
今回はサムフックだけの交換だったけれど、サムレストも含めて交換したら激変するのではないでしょうか。
半年くらい前だったかanne さんのアルト「ヤナギサワ A-902」のサムフック+サムレストを「サムの魔法使い」に交換した時の様子をブログに載せていましたね、ご存知の方もいるかもしれません。
anneさんの印象も「大きく変った」という内容になっていたような気がします。
そのとき私は次の理由であまり興味がなく、サムフックを換えてみようなどとは考えていなかったのです。
★Sー902は最初から「サムの魔法使い」が標準装備で付いているから。
ただし材質は真鍮製+ラッカー なので、市販の「サムの魔法使い」とは微妙に材質と仕上げが異なります。
そうは言ってもほぼ似たようなものだろう・・・そう決めてかかっていたのです。
先生の手元に①のブロンズ製が残りました。
以前から先生に「キンケードさん、よかったら使ってみない?」と打診されてたのですが、上記の理由で遠慮していたのです。
交換しても変らないだろうと決めつけて・・・。
しかし今日は先生の交換後の音色を聞いて、試してみる価値はあると直感いたしまして、お借りすることにいたしました。
レッスンが終わって帰宅するやいなや、サムフックを標準装備の真鍮製からブロンズ製に交換することにしました(写真参照)。
形状や刻印、ラッカー仕上げは同一、材質のみ異なる2種類のサムフック。
まず従来品で吹いて感触を忘れないうちにブロンズ製に交換して吹いてみました。
ちょっと吹いてみた感じは変らないな・・・うん待てよ。
右手側のキーの音が違う、違うぞ。
音の隙間を埋めるようなしっとり感が加味されている。
左手側はほとんど変らないけど、右手側の音色のみ変化することなんてあるのか・・・。
先生に報告すると「今回はサムフックだけでしたが、サムレストを換えると左手キーの音も変るかも知れませんね」との返事が・・・。
そうかも知れない。
サムフック交換の効果は私の場合下半分だけだったのです。
特にBやB♭などの低音域が気持ちよく鳴ります。
この鳴りやすさだけでもサックスに触る時間が増えるというもの。
一時の興奮が静まったところで、もう一度事実関係を振り返ることにしました。
確かに低音部の音色と吹きやすさが向上した。
だが変更したのはサムフックの材質のみではないか・・・それだけの差だけでこれだけの変化を呼び起こすものなのか。
いつもはドラマなど見ないのに「女帝」なんぞにはまってしまった私の体調がおかしいからではないのか (^^ゞ
ひょっとするとサムフックの取り付け位置のせいかもしれない。
ネジを緩めて色んなポジションを試してみましたが、ポジションのせいではないようです。
それなら真鍮とブロンズの重量の違い、剛性の違い、固有振動数の違いだけ・・・あったとしても僅かでしょう。
重くなれば低振動側に振れやすくなる傾向になりますが、数g程度の差のはず(計量器がないので不明)。
それなのに予想を覆す音色の差・・・サックスは奥が深い。
実に奥が深いじゃないですか。
もっと材質や形状を変えれば、さらなる音色や吹きやすさの組合わせも生まれることでしょう。
リガチャーを色々購入して、その差を楽しんだときもありました。
リガチャーの時は音色や吹奏感が変化するだろうことは容易に受け入れられたんですが・・・。
サムフック一つとってもサックスは進化・変化する楽器なんですね。