キンケードはG線上でソプラノ・サックスを吹く。 大丈夫か?
(★注意・・・記事内容を誹謗中傷する者は立入禁止!)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今週はレッスンなし。
今日は時間がたっぷりあったので久しぶりにソプラノ練習を1時間ばかりやってみました(少なっ)。
最近まったく手を付けてなかった基礎練習などをボチボチと・・・。
写真のトレーニング・ブックは有名ですよね。
この教本はやはりいい教本だな~。
毎日やってると飽きるのですが、たまにやってみると内容の充実ぶりに気がつきます。
最近は音色重視のレッスンが続いてますので、昔と違って運指中心の練習から音色中心に意識が切り替わってきています。
上手い下手はともかく、それを意識できるだけでも進歩してきたんじゃないかと都合の良い自画自賛をしております(笑)。
このテキストで毎日練習を続けられたら相当な手練れになれるのに、すぐ飽きる性格がそれを妨害してるな、しかし(汗)。
PR
発表会関連報告その⑤
先日の発表会には音大OBの方がバリトン持参で参加してくれました。
例のサックスアンサンブルでバリトンを担当してくれたのです。
サックスの中でもバリトンを所持している方は少なくて、貴重な存在になりますね。
私のような下手くそが混じったアンサンブルによく時間を割いて参加していただいたと感謝しております。
たぶん先生の後輩に当たるのでイヤと言えなかったんじゃないかと推測しております(笑)。
音大生は4つのサックスに加え、バスサックスやソプラニーノまで吹くそうでして、どう見ても私には天才集団としか思えません。
発表会では音大OBの方の出番はない予定でしたが、先生の思いつきで1回だけバリトンでラクールを吹いてくれました。
ラクールの7番だったかな・・・バリトンの音が新鮮。
バリトンでのラクールは初めて聴きましたが、これがまた興味深い。
低い音をキレイに響かせるためには相当な技量が必要でしょう。
上手な人が吹くバリトンの音色も素晴らしい。
教室に入ってから音大生のサックスを聴く機会が増えたのですが、やはり彼らの音はレベルが違います。
特に印象的なのがサックスのピアノやピアニシモの吹き方です。
音が鳴るか鳴らないかの境を安定してキープするのはなかなかできませんよね。
弱い音のはずなんですが音に腹圧を感じる・・・・これは私のような下手くそにはまだまだ無理です。
自分がサックスを吹いていなかったら、ピアニシモの難しさなど到底想像することはできなかったでしょう。
バリトンのピアニシモには痺れました。
写真はTさんの手作りサックス・ケース(アルト用)です。
外側はご覧のように針葉樹(杉かな)を使用していて、いや~渋い、感動モノです。
角には保護金具が打ってありますし、内装と止め金具は古いケースのを流用されたとか、実に芸が細かいでしょう。
持った感じは見た目より軽くて、なにより街中で誇らしげに持って歩いてみたい衝動にかられます(笑)。
素人の趣味を超えて実売できそうな仕上がり具合ではありませんか。
Tさんは大手企業のエンジニアでして、物作りのセンスが素晴らしい。
他にもオリジナル・グッズがありますのでご紹介しましょう。
これは木製のサムフックとサムレストです。
材質はローズウッドのような稠密で堅い木。
驚いたのはこの木製サムフックを作ったのは5年以上前であり、某楽器店オリジナル製品よりも早く開発していたことです。
つまりマネではなく、こちらの方が早かったのです。
う~ん、商品化しておけばよかったね(笑)。
この木製サムフックは先生を通じて何個か生徒さんに渡っており好評です。
これは私も刺激をうけました。
私も久しぶりに「失敗工房」を再開したくなりました(現在コンテンツ削除状態)。
最後にもう一つ面白ネタを紹介いたしましょう。
一見タバコのパッケージ見えるこの製品、実はテナー用のリードなのです。
「HOPPY」という銘柄、皆さんご存じですか?
製造国や説明記事が一切印刷されていず、怪しげな雰囲気が漂いますが怖いもの見たさで使ってみたくなりますよね?
このリードはテナーの人がネットで見つけて購入したそうです。
使ってみると「そんなに悪くない」とのお話でした。
まあこういう交流は発表会につきものですが、演奏の出来不出来を超えて面白いではありませんか(うちの教室だけかな)。
できましたら上記オリジナル・面白グッズの感想をコメントして下さい。
ずらりと並んだアルト・サックス群。
右からヤマハYAS-475、セルマーSⅡ、ヤナギサワA-9937、同右、クランポン・プレスティージ
発表会当日に集まったアルトサックスは写真以外にもセルマーSⅢがありました。
参加者の発表が終わった後、先生がその6本のアルトサックスを順番に吹いてくれたのが興味深かったです。
吹いてくれと頼んだわけではなく、どちらかといえば先生が嬉々として吹き始めたのが実情です。
試し吹きは先生でも楽しいらしく、その時ばかりは先生もただのサックス小僧と化してました(笑)。
アルトサックスは門外漢ですけど、音の違いがどう現れるのかは実に興味深いところ。
基本的にはどのサックスを吹いても先生の音がするのですが、楽器自体の個性も微妙に加味されています。
たとえば赤銅色のクランポンはまろやかで柔らかい音。
このクランポンは独特のクセがあるサックスでして先生しかキレイに鳴らせません。
また2本あるシルバーソニックA-9937でも音色に微妙な差があるそうです。
私にはほとんど同じに聞えたのですが、ピアノの先生いわく左側のA-9937の方が音がこなれているとの評価でした。
実は左のA-9937は音大OB所有のものでして相当吹き込まれた管体なのです。
ふむふむ吹き込まれたシルバーソニックはプロ受けする音に変化するようですね。
セルマーでもシリーズⅡとⅢでは大分音が違うそうです。
ソプラノに関しては微妙な差にも気づくようになった私ですが、アルトは違いがよくわかんね~というのが本音です。
先生が吹けばどれも先生の音がして、どれも素晴らしい楽器としか思えません。
ですがソプラノとなると下手な私でも一家言ありまっせ(笑)。
最近感じている私のソプラノ観を申し上げます。
私の偏見が大量に含まれているため、ソプラノ吹奏者の中には反論があるかもしれません。
素人の戯言として聞き流していただければ幸いです。
★ストレート・ソプラノ(直管)のメッキについて
①ラッカーだと鳴りすぎる。 メッキしたくらいの管体が丁度よい。
②ただし金メッキは直管ソプラノに合わない。
③銀メッキやブラックニッケルの方がよい。
④シルバーソニックは素材として最適だが、管が鳴るようになるまで時間がかかる。
ストレート・ソプラノに限定したのはデタッチャブルタイプのソプラノだと構造上、吹奏抵抗が増すので上記コメントが当てはまらなくなるからです。
②は金メッキとソプラノの相性の悪さ感じた故の発言です。
たぶんこんなことを言っているのは私だけでしょうし、異論がある方もいらっしゃるのではないかと思います。
では金メッキとソプラノはどういう風に相性が悪いというんでしょうか、キンケードにその辺りを問いただしてみましょう。
★キンケ「元々ソプラノはキンキン音になりやすいサックスなのに、金メッキはさらに追い打ちをかける傾向だと思うんですよ」
★良識者「それはあなたが下手だからでは?」
★キンケ「ギクッ」
★キンケ「そ、そなんだけどさ(汗)。 上手い人でもチリチリ音出して気がつかない人もいるし・・・」
★良識者「チリチリではなくキラキラですよ、金メッキの特長です」
★キンケ「で、ですよね(タジタジ)。 でもあの音、耳障りに感じるんですよ、私の場合」
★キンケ「金メッキなら同価格のピンクゴールドにしたいです、お金があったらですが(ポリポリ)」
とまあ、本人の好き嫌いに帰結してしまいましたが・・・。
ピンクゴールドメッキ仕様はシルバーソニックのような上位機種にはありますが、直管ブロンズやブラス製には実在しないのが残念なところです。
ということでS-902SかS-9030のどちらかするか楽しみながら悩んでいます。
さて明日は発表会その④番外編をアップいたしますのでよろしく。
(上からヤナギサワS-902、セルマーSA80Ⅱ、ヤナギサワS-9930)
日曜日の発表会レポート第2弾です(都合3回の予定)。
7名の発表者の出演順はあみだくじという厳正な審査のもとに決定されました(笑)。
私はミーちゃんに続き2番打者です。
例によって録音・撮影担当となっているためゴタゴタ作業をしているうちに私の出番。
ピアノのA音と私のB音で音合わせ。
ですが自分の音がピアノに合っているのがどうかよくわかりません(汗)。
サックス音ならば多少耳が慣れてきたのですが、相手がピアノとなる自信なし。
こんなものだろうとマウスピースの位置を調整しましたが、あとで先生に確認したところ私の音の方が高めだったとか・・・。
ドンマイ・・・そんなの問題の内に入りません、次の失敗に比べれば(滝汗)。
①出だしのテンポがゆっくり過ぎてモタモタした。
②3カ所で「ピキー音」発生。
③ブレスで息を吸い損ね酸欠金魚状態。
ピアノの前奏4小節のあと、最初の全音符を長く吹きすぎてしまいました。
ピアノの伴奏をしっかり聴いてないのか、生来のリズム感なしが災いしたものなのか・・・多分両方でしょ(キッパリ)。
ピアノの先生に大量の迷惑をプレゼントすることに。
また緊張がアンブシュアを硬くしたらしく、高音部で例のぶちこわし音が炸裂しました(濁流汗)。
また終わり近くになるとアップアップ状態で最後の音は蚊の鳴くような貧相な音。
ピアニシモだからそれでOKというわけにはまいりません。
腹圧が掛からないピアニシモはイモチ病の稲と同じです。
明らかに2月3月の練習不足を物語っております。
私以外の皆さんは上々のできあがりでした。
本日ソプラノで初参加のTさんは奥さんのピアノ伴奏で「千の風になって」を披露してくれました。
いつもはアルトなんですが、15年前に購入したというセルマーのソプラノが見事でした。
ソプラノはああやって吹かないとね。
奥さんのピアノ伴奏も只者ではないですよ、とにかく夫婦のペアはステージ上でオーラを感じます(パチパチ)。
1回目終了後、休憩の間にそのセルマーをお借りしまして、吹かせていただきました(写真参照)。
セルマーの直管は以前から興味がありまして、今回が初めての体験です。
ふ~む、ヤナギサワより管体にちょっと重量感があるでしょうか。
驚いたのは低音部の鳴り具合です。
セルマーの方がすんなり息が入ってキレイに鳴ります。
これはセルマーの方が上ですね。
逆に高音部が難しい気がします。
へたくそな私ではキレイに鳴るポイントをつかめません。
下手ではありますが、好奇心旺盛な下手クソと自負する私は無謀にも2回目の「アヴェ・マリア」をこのセルマーで吹くことにしました。
Tさんには私のS-902を使っていただくということで交換したわけです。
2回目はどうだったか・・・・1回目より酷かった(怒濤汗)。
オクターブを押した「ソ」の音が「ボヘー」と濁った変な音に。
この音のロングトーンは5カ所ほどありまして、最初のソで失敗私は次はキレイに出してやろうとツボを探ります。
次の「ソ」の音は・・・・やはり「ボヘー」であります。
この曲は「アヴェ・マリア」なんですが、その荘厳さはすっかり消え失せて「ドリフターズ全員集合」のコント風になっております。
まずい、まずいよ、次の音は決めないと・・・。
結局最後までこの「ソ」音は当たりませんでした。
コントとしては成功したかもしれませんが(ノアの洪水級汗)。
う~ん、ツボがあるんだろうけど私には無理でしたね。
持ち主のTさんとセルマーに失礼なことをいたしました(反省)。
Tさんは私のS-902でもキレイに感動的に吹き上げていましたから、さすがです。
楽器のせいではなく吹き手の技量だということを思い知らされました。
そしてTさんに吹いてもらったS-902の音を聴いて客観的事実もわかったのです。
S-902の方が軽い・・・悪くいうとペラペラ感がある。
これは2ndソプラノ購入のヒントになりました。